Case01
導入事例:01
山梨県 A社様 導入事例
山梨県 A社様
ダイカストにおける鋳巣不良改善と品質安定化の導入
課題について
水性チップ潤滑では鋳巣不良を抑えきれなかった
山梨県 A社様では、液体チップ潤滑を用いた従来の製造方法において、鋳巣不良の発生を十分に抑えきれない状況が続いていました。
条件調整などの対策を行っても、大きな鋳巣が残るケースがあり、製品品質にばらつきが生じていました。その結果、顧客から品質に関する指摘やクレームが発生し、安定した品質確保が大きな課題となっていました。
不良改善の選択肢が少なく、打ち手が見えなかった
鋳巣不良に対する新たな改善策を模索する中で、国内では固形チップ潤滑剤の導入事例がほとんどなく、参考となる情報や実績が限られていました。
既存手法の延長では大きな改善が見込めず、不良低減に向けた有効な打ち手を見いだせない状況が続いていました。
品質課題が現場負荷と顧客対応を増大させていた
鋳巣不良の発生は、検査工程での確認作業の増加につながり、現場の負荷を高めていました。また、顧客から改善内容について説明を求められる場面も多く、品質対応に時間を取られることで、現場改善に十分な時間を割けない状況となっていました。
対応コンサル内容
当社は、鋳巣不良の改善に向けて、固形チップ潤滑剤「GR-1」を用いた試験導入から支援を開始しました。過去にMicro GRでの実績があったため、横展開を提案。現場条件に合わせた評価を行いながら品質確認を重ね、段階的に導入を進めました。
単なる製品提供にとどまらず、導入後もSDS関連書類の迅速な提出や装置の予備部品対応など、現場運用を支えるフォローを継続しています。
Achievements
成果
固形チップ潤滑剤の導入により、鋳巣の状態に明確な改善が見られました。併せて射出周りの環境改善や検査工程の作業時間短縮といった工程面の改善にもつながっています。
品質と生産効率の両面で改善効果が確認され、安定した生産体制の構築に寄与することができました。
お客様の声
導入前は液体チップ潤滑剤による鋳巣不良が課題で、顧客対応にも苦慮していました。固形チップ潤滑剤は国内での実績も少なく、現場では懐疑的な声も大きかったのが正直なところです。
しかし試験導入を進める中で鋳巣が明らかに小さくなり、不良改善を実感できました。
導入後には、逆にお客様から「どうやって改善したのか」と聞かれるほどの変化があり、品質面での信頼向上につながっています。
さらに射出周りを中心とした作業環境の改善といった副次的な効果もあり、導入してよかったと感じています。